デビッド・クスマ
WDO会長。2022年から2023年の任期で世界デザイン機構(WDO)の会長に就任。それ以前には、Tupperware Brands Corporationで研究開発および製品開発担当のグローバルバイスプレジデントを務めた。彼のチームは、ゲームを変えるような製品ソリューションを生み出し、毎年150~200の新製品を開発し、世界100カ国以上で発売。また、NASAと共同でPONDS植物栽培システムの開発を担当し、タッパーウェアが微小重力下での野菜栽培を簡素化するために設計し、現在国際宇宙ステーション(ISS)の船内で使用されている。また、General Electric社、Bayer Material Science社に勤務し、最近では、林業、芝生・庭園、農業、建設用の製品を設計・開発する世界有数の企業であるOregon Tool Inc.の上級副社長として活躍。米国工業デザイナー協会(IDSA)フェロー、プラスチック技術者協会(SPE)フェロー。
長澤忠徳
カルチュラル・エンジニア、教育者。武蔵野美術大学教授、前学長。Royal College of Art シニアフェロー。1978年武蔵野美術大学を卒業後、1981年Royal College of Art修了MA(RCA)。
アイセ・バーセル
トルコ出身でニューヨークを拠点に活動する工業デザイナー、作家、エグゼクティブ・コーチ。Birsel + Seck,の共同設立者であり、アマゾン、ハーマンミラー・ノール、トヨタなどと協働している。
ジャン・リウ
清華大学建築学院の副院長および都市計画設計分野の終身准教授。中国の登録都市計画師、『China City Planning Review』編集主幹、アジア計画学校協会前会長。
ジェイコブ・マシュー
Industree FoundationのメンターやSrishti Manipal Instituteのデザインプリンシパル。ビジネス、デザイン、アントレプレナーシップを活用し、社会の変革に取り組んでいる。
小野 健太
現在、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートにて、システム企画研究ユニットにてシステム設計、設計理論の研究に従事。三菱電機株式会社、Mitsubishi Telecom Europe S.A.(フランス)にてインターフェイスデザイナーとして勤務。
ユン・ヒョンゴン
日本、韓国、中国において、それぞれ10年以上にわたりデザイン教育に携わってきた「日韓中三国デザインスペシャリスト」。千葉大学で「Emotional Engineering, 感情工学」の博士号を取得後、東京の日系デザイン会社R&DMAKで働く。韓国の延世大学を卒業後、2004年に上海交通大学の要請で中国に渡り、トヨタデザインの中国語感度分析、サムスンMP3のUIUXなど、多くの企業のデザイン戦略のコンサルティングを手がける。著書に『世界を変えるデザイン』(韓国アディ出版 2022年)、『スタートアップとデザイン』(中国・上海交通大学出版 2019年)などがある。現在は韓国デザイン学会の理事を務める。
ミハール・ジーソ
建築家、未来派起業家、宇宙建築家、スペーステックVCのアドバイザー。宇宙イノベーションを通じて地球上の設計環境に革命を起こしている。ZISO-Architecture + Innovation LabとスペーステックスタートアップのThe SLEEP創設者兼CEOとして、包括的で人間中心のデザインを世界規模で先駆的に活躍しています。テクニオン・イスラエル工科大学、国際宇宙大学卒業。
カーチャ・フォーブス
デジタル業界の成長とイノベーション推進を担う熟練した識者である。最先端技術の倫理的な運用、CX、UX、データサイエンス、プロダクトデザインなどの分野に精通する。
ピエール・パオロ・ペルッチョ
Pier Paolo Peruccioは、システムデザインを専門とする教授、デザイン史家、キュレーターである。彼は、産業デザインとビジュアルデザインに関する数冊の書籍と100以上の記事の著者である。Pierは、イタリアおよび国際的に、WDOを含むいくつかの組織の理事会に所属している。
スリニ・スリニヴァサン
Srini Srinivasanは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで30年以上の経験を持つ、技術開発のデザイナー、デザイン教育者、起業家として非常に実績がある。彼は2019年から2022年までWDOの会長を務めた。
アン・アセンシオ
Anne Asensioは、デザインマネジメントおよびイノベーション戦略のエグゼクティブを担当したデザイナーである。彼女はいくつかの国際的な賞を受賞し、世界中の企業やデザイン学校、WDOを含む、リーダーシップの位置に就いている。
プレードヤムナー・ビャース
Pradyumna Vyasは、National Institute of Design (NID)の前任のディレクター。彼はデザインのさまざまな分野でのプロフェッショナルおよび教育の経験を38年以上持ち、現在WDO理事会を務めている。
シェン・ハン・リー
Sheng-Hung Leeは、いくつかの著名な国際デザインコンペティションの審査員を務めたデザイナー、研究者、教授。産業デザイナーおよび電気エンジニアとしての訓練を受けた彼の仕事は、デザインと技術がどのように社会に影響を与え、統合されるかという彼の情熱に影響を受けている。
リリアン・ゴンザレス
Lilian Gonzálezは、メキシコで活動する産業デザイナーおよびデザイン教授。Pecha-kucha Queretaroの共同創設者であり、芸術とデザインを探求するさまざまな国際会議、シンポジウム、展示のオーガナイザーおよびキュレーターである。現在、WDO理事。
ティム・インゴルド
社会人類学者。専門領域は、人間の生態学、進化論、環境認識、芸術、建築、デザインなど。英国アカデミーとエディンバラ王立協会のフェローであり、2022年にCBEを受賞している。
アリオーラ金田 アンナ
クィアのラテン系のプロダクトデザイナー。4人の子の母親でもあり、受賞歴のあるプロダクトデザイナー、リサーチャーとして、IDEO Tokyoでエグゼキュティブ・ディレクターを務める。クラウドサービスとしてのソフトウェアとハードウェア、家電製品、ライフスタイル体験、UX/UIシステム、倫理とAIに焦点を当てながら、アンナのデザインは、人間的、シンプル、そして本物であるという原則に基づいている。
マリアン・メンサー
企業の持続可能な変革について助言し、企業のイノベーション強化を目的に活動する気候イノベーション教育ラボ(CIEL)創設者。高等教育を通じて、若いデザイナーが再生可能な社会の発展の触媒となるよう働きかけを行う。気候教育や自然からインスピレーションを得た創造性に焦点を当てた団体の役員を務める。
齋藤 精一
建築デザインをコロンビア大学建築学科で学ぶ。パノラマティクスを率い、行政や企業の企画・実装アドバイザーを数多く担う。
池田 美奈子
編集的な思考を応用したデザインの可能性を探るほか、伝統工芸の文化と技術の継承を目指したデザインプロジェクトを手掛けている。
ドミニク・チェン
博士(学際情報学)。NTTインターコミュニケーション・センター研究員、株式会社ディヴィデュアル共同設立者を経て、現在は早稲田大学で発酵メディア研究会を主宰している。
暦本 純一
情報科学者。ヒューマンコンピュータインタラクション、拡張現実感、テクノロジーによる人間の拡張、人間とAIの融合に興味を持つ。
キャメロン・シンクレア
人道的危機に対する建築的・デザイン的解決策に焦点を当てた米国の研究機関であるWorldchanging Instituteの創設者であり、Half Kingdom Ginの共同設立者。建築やデザインに関する執筆活動を行うとともに、家族財団の慈善活動に関するアドバイスを提供している。
水野 大二郎
東京生まれ。高校卒業後渡英し、Royal College of Artにて修士・博士号取得。日本帰国後はファッションデザインを中心にしつつも横断的なデザイン研究に従事している。
ドウィニタ・ララサティ
FSRD ITB講師/研究員。ユネスコ創造都市ネットワーク・バンドン市のフォーカルポイント、インドネシア創造都市ネットワーク実行委員。グラフィックダイアリーの制作・出版などを行う。
モニカ・コンクズ=マッケンジー
ボン大学(ドイツ)で人類学と社会学の修士号を取得後、2006年に渡英し、リーダーシップコンサルタントとして文化改革とマルチステークホルダー・イノベーションプロセスに従事。現在は、大企業のシニアデザインリーダーと協働し、循環型経済のためのデザインを可能にする環境づくりに取り組んでいる。
太刀川 英輔
希望ある未来を創るデザインストラテジスト。生命の原理から学ぶ新しい創造性教育「進化思考」の提唱者。
スザンヌ・ムーニー
アイルランド出身のメディアアーティスト、多摩美術大学准教授。現在は研究で、芸術と現代文化におけるテクノロジーの没入的な可能性を探求している。革新的な作品を創造する情熱を持ち、メディアアートの世界に独自の視点をもたらしている。
松尾 豊
2002年東京大学大学院博士課程修了。博士(工学)。2019年より東京大学教授。専門分野は人工知能、深層学習、ウェブマイニング。
佐々木 剛二
人類学者。日立製作所「サステナブルな未来のためのトランジション」などのプロジェクトを主導。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。
田中 みゆき
「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを通して表現の捉え方を障害当事者含む鑑賞者とともに再考する。
田川 欣哉
化粧品から宇宙工学まで、イノベーションとブランディングの幅広いテーマを手掛けるデザインファームTakramを代表として率いる。
浅沼 尚
大学院卒業後、事業会社とコンサルティング会社で体験デザイン業務に従事。2021年9月にデジタル庁CDO、2022年4月よりデジタル庁デジタル監に就任。
チーイー・チャン
台湾デザイン研究院 院長、世界デザイン機構(WDO)理事、交通大学建築研究所 教授、学学文化創意基金会 副董事長などを務める。台東県副県長兼文化処 処長、国立交通大学 総務長、交通大学建築研究所 所長、A+@ Architecture Studio主宰を歴任。著書に『現代建築の観念美学(中国語名:當代建築觀念美學)』、『欧州の魅力的な新建築(中国語名:歐洲魅力新建築)』、『北米の現代建築(中国語名:看見北美當代建築)』がある。
原川 宙
民間企業を経て2012年に経済産業省特許庁入庁。意匠審査官として産業機器や民生機器、内装等の意匠審査等を担当し、2021年7月から現職。100年以上にわたる日本国のデザイン政策の変遷や世界各国におけるデザイン政策の調査研究等を担当。現在は、数少ない美大卒官僚として、デザインや意匠審査官の知見・経験を活かし、これからのデザイン政策を考える研究会を主宰。東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科卒。
ムハンマド・ニール・エル・ヒマーム
2020年より観光・創造経済省(Kemenparekraf)にアプリケーションとガバナンスのためのデジタル経済担当副官として入省。工学、ICT分野の専門知識を有し、これまでに技術評価応用庁(BPPT)のジュニア・スーパーバイザー(クラスII/a)1989年、2015年~2019年には創造経済庁(Bekraf)ICTインフラとファシリテーションディレクターを務める。
アナ・ウィッチャー
デザインメソッドを用いた政策、サービス、プログラムの開発、実施、評価に専門家として注力。ポリシーラボの開発やアクションプラン設計に携わり世界各国の政府を支援している。
パトリシア・ムーア
デザイナー、老年学者。その共感的な高齢者体験と、世界的な公平性をもたらすインクルーシブデザイン、ユニバーサルデザインを推進する活動で知られる。