概 要
樺細工の茶筒がピッタリ閉まる秘密は「型もの」と呼ばれる技法にあります。本体、外蓋、内蓋、すべてのパーツをひとつの木型に貼り重ねて作るため、ピッタリ合うように出来ます。薄くて強い桜皮の特性を活かし、丈夫で軽く、密閉性に優れた筒を作る型ものは樺細工特有の技法で、江戸時代に確立された日本で最初の成形合板の技術とも言えます。「帯筒」は蓋と身の間から、桜皮が帯のように表情をのぞかせる茶筒です。素筒の蓋を短くすることで内芯の樺が現れ、外芯の塗装や木の色を引き締める役割を果たしています。樺細工としては斬新な意匠でありながら、素材や技法の特性を発揮した樺細工ならではの一品です。
プロデューサー
株式会社藤木伝四郎商店 取締役社長 藤木浩一
ディレクター
KAICHI DESIGN 山田佳一朗
デザイナー
KAICHI DSIGN 山田佳一朗
価格
販売価格: 7875 - 8925 円