大学
WPI-AIMR本館
株式会社三菱地所設計(東京都)
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(宮城県)
概 要
東北大学片平キャンパスの北門に面して建つ、大正13年に建設された旧東北帝国大学工学部金属工学教室の一部保存および建て替え計画。旧校舎の外壁のみを保存・活用、その内側に3階建てのオフィス棟と5階建てのラボ棟を新設し、WPI-AIMR本館として再生した。ラボ棟はフレキシブルな実験ラボ室から成り、一方のオフィス棟は各研究の教員室とリフレッシュコーナーから構成される。ガラスハットで覆われた、ふたつの棟の間のボイドは、単なる動線のための空間ではなく、自然光が降り注ぎ、季節ごとの風が抜けていく半屋外の空間であり、各所に散りばめたラウンジが研究者同士のインフォーマルな出会いの場となる。
プロデューサー
東北大学 キャンパス計画室 + 施設部
ディレクター
小野寺 紳 /三菱地所設計
デザイナー
荒井 拓州 /三菱地所設計