11月3日に伊東豊雄スペシャルトーク開催 [2012.10.30]

JDP 復興支援デザインセンター スペシャルトーク 開催
「3.11以降の建築を考える」 伊東豊雄氏

日時:2012年11月3日(土)18:00~19:00 ※入場無料・申込不要
会場:東京ミッドタウン・ガレリア B1F アトリウム

▼ 当日USTREAMで配信した録画映像はこちらからご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/channel/jdp-fdc

日本デザイン振興会では、昨年6月より内部に復興支援デザインセンターを立ち上げ、東日本大震災被災地域の経済と産業の復興をデザインプロモーションにより支援する活動に取り組んでいます。また、災害に対応するデザイン、震災後に変化した新しい価値観について考える場づくりをおこなっています。

今回は、東日本大震災を受けて「建築家に何ができるのか」を問い、被災地での活動をおこなう日本を代表する建築家 伊東豊雄さんをお招きし、建築そしてデザインのこれからについて語っていただきます。

伊東さんをはじめ山本理顕さん、内藤廣さん、隈研吾さん、妹島和世さんら5名の世界的建築家が結成した「帰心の会」は、震災直後より活動を開始しました。そのひとつが「みんなのいえ」プロジェクトです。このプロジェクトは、津波による被災地の仮設住宅で暮らす人々が、そこに集まることで心の安らぎを得て、復興に向けた語り合いの拠点をつくろうとはじまり、これまでに仙台、釜石、東松島、陸前高田に、地域の人達と協力しながらみんなの集まる「いえ」を作ってきました。
また、先日おこなわれたヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、伊東さんがコミッショナーを務め震災復興をテーマにした日本パビリオンが最高賞となる金獅子賞を受賞しました。

図らずも震災を経て表れてきた「人と人との関係を生み出すデザイン」「地域復興のためのデザイン」は、日本がより豊かな社会へ前進するための糸口となると同時に、建築家やデザイナーにおける「つなぎ手」「未来への牽引役」といった職能を改めて見出すきっかけともなったのではないでしょうか。
伊東さんの考える「これからのデザイン」をお聞きしたいと思います。

*なお、このイベントは「グッドデザイン・ベスト100 デザイナーズプレゼンテーション」の関連イベントとして開催されるものです。
http://www.g-mark.org/activity/2012/presentation.html