開催概要
- 名称(和文)
- 東京ミッドタウン・デザインハブ 第56回企画展
地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト- - 名称(英文)
- 56th Tokyo Midtown Design Hub Exhibition Local Design Studies:
20 Projects for Regional Revitalization - 会期
- 2016年2月18日(木)~3月6日(日)11:00~19:00
会期中無休・入場無料
※イベント開催日は終了時間を延長する場合があります。 - 会場
- 東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
- 概要
- 地域の特色を活かしたプロジェクトを紹介する展示とトークイベントを開催
- 主催
- 東京ミッドタウン・デザインハブ
- 対象
-
- まちづくりに関わる方
- 地域のプロジェクトに関わるデザイナー・クリエイター
- 地域のプロジェクトを立案される地方自治体の方、コンサルタント
- まちづくりやコミュニケーションに関わる教育関係者、学生
- ほか、地域を活かした取り組みに関心のある方
本企画展は、地域に関わる、またこれから関わりたいと考える様々な分野の方々にご来場いただき、
気づきと出会いの機会を創っていきたいと考えています。 - 企画運営
- 公益財団法人日本デザイン振興会、事業構想大学院大学
- アートディレクション・デザイン
- UMA/design farm
- 会場構成
- dot architects
- 後援
- 経済産業省 内閣府 農林水産省
メッセージ
いま、日本各地で地域の特色を活かした様々な取り組みがおこなわれています。
それは、地域に潜在している価値を改めて見つめ直し再編集するような作業です。
また、地域で活躍する人やものごとを丁寧に繋いで一枚の素敵なセーターに仕上げていく、編み物のような作業でもあります。
人口減少、少子高齢化、東京一極集中など、戦後の急激な経済的豊かさの中でいつのまにか、暮らしや環境のバランスが崩れてしまったことにいま多くの人が気づき始めています。
特に2011年の東日本大震災は、本当の豊かさとは何かを、私たちに考えるきっかけを与えた大きな出来事でした。
新たに歩を進めるためにも、足もとのほころびや穴を見つけて編みなおす時期を迎えたのです。
デザインはものづくりだけに関わる仕事ではありません。
問題を発見し、解決すること。しくみを考えたり、ひと・もの・ことを繋げる事もデザインの大切な役割です。
地域が持つ価値にデザインを掛け算することで、地域の魅力と未来可能性をより大きく拡げることができると私たちは信じています。
この企画展では、地域の活動にデザインの視点を取り入れた事例を紹介することで、今後よりよいプロジェクトが生み出される循環を期待するとともに、地域に関わる人々とのネットワークづくりを目的としています。
この企画展に来場された方それぞれが、地元のまちでもプロジェクトデザインを実践したくなる、動き始めるきっかけとなれば幸いです。
メインビジュアルについて
さまざまなものが編みなおされることで、再び、新しい「もの」や「こと」が生まれる予感や期待を感じさせたいと考えました。
「あやとり」は世界各地で自然発生的に生まれた文化で、日本では子どもの遊びとして知られていますが、文字が生まれる前の情報伝達として使われたとも言われ、手と手、顔を合わせておこなう大切なコミュニケーションとして今回の展覧会のビジュアルに最適だと感じました。
またどのように複雑に絡まった糸も丁寧に解いていくと一本の糸になり、その一本の糸からまた新しいことに挑戦することも可能だということを感じさせることから、今、日本のさまざまな地域で起きている状況のメタファーにもなるのだと思います。
原田祐馬(UMA/design farm)
サポーター企業
地域貢献事業を行う様々な企業・団体が、本企画展の意志に賛同しサポートしています。